2011年6月2日木曜日

いきり立つ

昨日の党首討論 夜のテレビで繰り返し流れる、いきり立つ「総裁と首相」。
何に対しての怒りなのか・・。
「あなたがやめれば党派をこえて団結することができる」と総裁。
この団結とは、「菅抜きなら民主党との連立もあり得る」ということ。
で、なければ なぜ、震災復興のための具体的な党首討論の中味でないのか?

一方 「自分たちがホントの民主党」と小沢氏。(ホントとウソとあったのかい!)
直近の過去に、内閣不信任案が可決されたのは、1993年の宮沢内閣。
当時、与党自民党にいた小沢氏らが賛成して、自民分裂、総選挙で野党へ。
今また小沢氏は
態度が決まらない民主議員を集め、不信任案可決への「票集め」。
新人議員は、小沢氏の秘書に「次の選挙は、(あなたでなく)他に誰かでるかも」と
対抗馬擁立をにおわされている。
「やめてもいいんだよ。代わりはいくらでもいる。」というやり方をする政治家に、
日々、こういう恐怖の中で働く労働者や、その家族の痛みはわからない。
「ホントの民主党」の小沢氏は、自民と連立をしようとして、党首を降りた経緯がある。
と、いうことは・・大連立で総裁と両思いなのだわ。

1日の野党党首会談(自・公・社・た・共)で、自・公から内閣不信任決議案への賛同を
求められ、日本共産党は「可決された場合の対応は、総選挙を求めるのか。
総辞職を求めるなら、菅内閣に代わってどういう政権をつくるのか。具体的な政権構想は?」
と質問。
総裁は、総辞職を求める考えだが、構想は「確固たる展望をもっているわけではない」との答え。
 (構想・・物事を実現する方法について、どう組み立てまとめるか考えること。
  とりあえず、何も考えてないけどね・・ってこと!?)
志位氏は「超党派での結集というが、自・公以外のどういう勢力?」
「新しい政権で、震災・原発の対応がきちんとできる保障はどこに?」
「安全対策をとらないまま、原発の増設をはかってきた自民党の反省は?」
などなど質問。
「オイルショック後、原子力を進めたのはやむを得ない。事故の徹底検証が必要」と総裁。
全然、責任ある対応になっていないことが明らかになりました。
それどころか、総裁と首相の党首討論で、総裁「原子力エネルギーやめるわけいかない」
首相「原子力否定しない」。消費税増税もこの調子・・。
いきり立つ画像が、違うことを言っているイメージだけれど、中味は違いがわからない。
先の展望を示せないまま、不信任案の提起は党略的だし、無責任。
日本共産党は、共同提案に加わりませんし、決議案には棄権します。

5月17日日本共産党が菅首相に提出した「復興への希望がもてる施策、原発からの
撤退をもとめる。大震災・原発災害にあたっての提言(第2次)」を、多くの人に読んでほしい
です。
そして、赤旗しんぶんがとてもおもしろい(わかりやすい)。
「毎日届く赤旗があること知らなかった」という方もいました。
ぜひ一度読んでみてください。

ゆうべ、10時半
東区から、3人の震災ボランティアが気仙沼へ向かって出発しました。
先発で行っている人から、被災者のみなさんから要望が多いと聞いた紙オムツや、
歯ブラシ・砂糖・塩・洗剤などをたくしました。
被災地の「先が見えない困難」を解決するために、ボランティアや節電・募金をしたり、
祈る思いでいる多くの国民と、被災者のみなさんの努力があります。
そこに政治の力がしっかり加わることを求めます。