2021年10月11日月曜日

札幌駅再開発

 総務委員会の質問準備をしました。ひとつに「北5西1西2地区市街地再開発事業について」「北海道新幹線札幌駅東改札口の整備について」があります。

西1街区に建つ複合ビルは、JRビルを見下ろす250メートル。46階建ての高層部は国際水準のホテルです。今、東京では外資系高級ホテルが開業ラッシュを迎え、駅直結の超高層複合ビルに富裕層むけの最高級ホテルが建設されていますが、同じ構造です。

1階は西2街区と繋いでバスターミナルを整備します。西側の創成川通りが都市間バスの出口ですが、バスタは1階ですから、バスは地下にできるアクセス道路ではなく、地上の創成川通りに出ます。バスが途中で地下に入るのか、そのまま走るのかわかりませんが、アクセス道路をつくるにあたり強調してきた「速達性・定時性」はどう考えるのでしょう。

駅周辺、東急デパート南側などのバス停を集約し、バスタで乗降することになりますので、不便になる市民は少なくありません。

新幹線の改札口は西1側に西改札が設置されます。札幌市は今後、創成東地区の開発をするうえで、東1側にも東改札口が必要であり、JRの計画にないことから札幌市が22億8千万円の整備費を負担し設置したいといいます。

新幹線の一日の利用者17,700人のうち約2割が東改札を利用する見込みを示しますが、そもそも利用者数は、国が9年も前の2012年に出した試算です。

全体に、根拠や見通しが甘く市民置き去りは否めません。会派として、引き続き明日から始まる決算特別委員会でも質問をする予定です。