うたごえ新聞を読んでいて、おもしろい言葉を見つけました。「9月14日は、セプテンバーバレンタインデー」。
ラジオの深夜番組が発祥のようですが、3月14日のホワイトデーから半年、女性から別れを切り出す日だそうです。
2020年8月末、安倍首相の辞任表明があり、今年のセプテンバーバレンタインデーは、自民党総裁選の投開票日となりました。そして首相としての安倍氏とお別れの日となったのです。ところが、安倍政治とのお別れとはなりません。
新総裁に選出された菅氏は「消費税は引き上げざるを得ない」とか、「安倍総理が進めてきた取り組みを継承していく」「国の基本は自助、共助、公助」などと言い、総理の椅子に座って、今まで見たことのないうれしそうな顔を見せました。
コロナ対策と経済の両立のため、世界22カ国では消費税の減税を実施しているのに。しかも、その財源は軍事費を削減したり富裕税を引き上げたりしているのに。こんな時に「消費税は上げるつもり」「国民は自己責任で生きてね」と言われるなんて、ゾッとします。
「安倍政治は許さない」から「安倍政治の継続は許さない」です。
国はもちろん、札幌市でも税金の使い方を見直せば、できることはたくさんあります。新幹線の札幌延伸、都心アクセス道路、札幌駅周辺から大通り、ススキノ地区にかけての再開発事業など、2030年までの10年間で多額の税金を使って行う計画です。既存事業の見直しを総合的に進め、中止・先送りの決断で、コロナ対策や市民の暮らしに必要な財源をつくることを求めていきます。