2020年3月10日火曜日

不信不安

この原稿を書いている時点で、道内での新型コロナウイルスの感染確認は、72人になっています。流行っていたインフルエンザでの学級・学校閉鎖に続いて、安倍首相の要請で、2020年3月2日から「全国小中高校・特別支援学校の一律休校」が始まり、東区でも「子どもを預ける人がいなくて、4日間しか仕事に行けなかった。収入が減って暮らしていけない」という声が、早くから出ていました。

政府は学童保育の開所を要請し、札幌市子ども未来局は、民間学童保育に「・・児童会館・ミニ児童会館では、3月7日から児童クラブのみ実施する・・。貴団体におかれましても、開所する場合については、感染の予防に留意した上で、ご対応いただきますようお願いいたします」という文書を配布しました。
開所するかどうか任せますが、感染に気をつけてくださいね」ということでしょう。現場は大混乱です。



助成金を受け取る企業は


3日、新聞の一面では「厚労省 保護者休業 最大8,330円助成」と報道。子どもが通う学校の休校に伴い、仕事を休まざるを得ない従業員に最大一日8,330円、3月末まで助成するというものです。
助成金を受け取る企業は、通常とは違う「有給休暇」を認め、国の助成以上の給料の場合は、差額を企業が負担して、従業員に全額支払をするという条件付きです。
差額を払えない企業や、個人事業主、自営業者は対象外です。



首相の言葉が


「私が決断した以上、私の責任において、さまざまな課題に万全の対応をとる」という首相の言葉が、なにより信用ならず、スーパー・薬局等での買い占めの多くは、先行き不安によるものが大きいと、私は思うのです。