2017年8月22日火曜日

終戦記念日

七夕に

あるお店のイートイン(買ったものをそのお店の中で食べることができること)で、女性3人がおしゃべりをしていました。会話の様子から、みなさん80歳代。
子どもさんのところに引っ越しをした方が、お盆で帰省し久しぶりに会っているようです。
聞くつもりはないのですが、狭い店内なので聞こえてしまいます。そしてそれが素敵なおしゃべりなのです。デイサービスが楽しいこと、そこでの出会い。身だしなみがきちんとしていて素敵なのに、横暴な言葉使いをする男性に憤慨した話し。ちょっと大げさに言えば、これからの生き方。「お店で長居しては良くないので、そろそろ出て近所のあの公園でおしゃべりしない?」と、店を後にされました。
「あぁ私も将来、こんなおしゃべりがしたいなぁ」と思いました。そして「何歳になっても、女性のおしゃべりは不滅だ」とも、思いました。

今年の終戦記念日は、世界が核兵器廃絶に向かい大きな動きを開始し、日本政府は戦争か平和かの歴史的岐路にたつ中で、72周年を迎えました。私のわずか一世代前の80代は、子ども期に戦争を体験しています。1947年全国の中学1年生が学んだ、文部省(当時)の「あたらしい憲法のはなし」に書いてあるように「みなさん、あのおそろしい戦争が二度と起こらないように、また戦争を二度と起こさないようにいたしましょう」

<東区民報かけある記より>

2017年8月4日金曜日

風かたか




 7月は、音楽・文化にふれた月でした。台湾市大湖(ダーフー)国民小学校と札幌市8つの小学校との「音楽交流会」、東区からは札苗北ハーモニーブラスが演奏しました。
 聴覚に障害がある方たちが映画を見る時の音声ガイドをつくる女性と聴覚障害者のお話「光」という映画。同じく映画「標的の島 風かたか」。安保関連法に反対するママの会@北海道「親子で楽しむピースコンサート」です。
 どれも、私の中の感動する心や、知ることの大切さを再確認するいい時間となりました。
 「風(かじ)かたか」とは、世間の強い雨風から我が子を守ってやりたいという親心を歌った沖縄の「童神(わらびがみ)」の歌詞の一部です。沖縄では、2016年20歳の女性がジョギング中に元海兵隊の男に暴行をうけ命を奪われました。6月被害者を追悼する沖縄県民大会で稲嶺名護市長は「私たちはまた、一つの命を守る風よけ『風かたか』になれなかった」と言って涙し、会場の女性たちも、そして映画を観ていた多くの人も泣きました。
 2016年7月参議院選挙で、沖縄選挙区では衆参ともに全て辺野古基地建設反対の議員になりましたが、選挙結果からわずか9時間後には、高江オスプレイヘリパッド建設のための工事車両が大量に入り、全国から機動隊が高江にやってきます。
 北海道では8月、オスプレイが6機参加する日米共同訓練を行うと報道されました。日米両政府は沖縄の負担を軽減するためだと言っています。
 これらの悔しさ・苦しみを子どもたちの未来に残すことは耐えられません。私たちは「風かたか」となり、安倍政権から日本を守る仲間を増やさなければ、と思っています。

<東区民報 かけある記より>