2022年12月31日土曜日

総務委員会質問(2022年12月9日)

 総務委員会で「本市所有の土地と民間所有の土地を交換するための補正予算」について質問しました。


民間と交換するために、市内部での土地の所管を変更する必要があるため、買い戻すための補正予算です。

札幌駅近郊の市所有地の鑑定額は114億円ですが、今後駅西側の開発によって、この土地の価格が上がることは必至です。

現在の土地鑑定の結果だけではなく、将来を見据えた等価交換であるべきです。


「不動産鑑定は国土交通省が定める鑑定評価の統一的基準に基づき、鑑定評価額を算定しており、 今回の算定価格も適正と考えている」と答弁、現在の算定額に固執しました。

市内中心部の貴重な市有地を手放さず、引き続き定期借地契約を延長するなど、有効活用する方法を検討すべきではないか、市民のために活用する土地として保有しておくべきであると提案しました。

土地利用を民間に委ね、そのために一等地を処分するという本市のやり方は、あまりにも行き過ぎた民間優遇であり看過できないことも指摘しました。


この土地は過去に70億円という巨大な市債を投入して購入しましたが、この度の買い戻しでは利子も含め79億円もの支出です。

多額の費用を使うことや市民の財産である土地を手放すこと、その狙いなど市民にはほとんど情報が提供されていません。