9月6日の地震で大きく崩壊したアパートが新聞で報道されましたが、アパートから避難所へ避難した方たちも、地震後もそのアパートで暮らす方たちも「引っ越しをしたいけれどお金をどうしようか」という心配は同じでした。
病院を退院したあと、まっすぐ避難所に来られた透析患者さんもいました。
東区内の避難所が東区体育館に統合され、退避所になってからも、16世帯30数名以上の方が身を寄せました。
退避所から仕事に通い、自宅の片づけ、あるいは引っ越しの物件探しや荷造りなどに奔走する姿が多くみられました。「応急の工事が終わればアパートに帰れるのに、工事が進まない」「引っ越し先が決まったけれど手続きが間に合わない」など、退避所の閉鎖期限が迫る中、焦る気持ちがひしひしと伝わりました。
会話から様子がおかしいと感じた方のことを、区役所の担当課に相談すると、退避所で様子を見た職員や保健師さんも共通の認識で、介護に繋げるよう準備を進めてくれていました。
地震の翌日、道外へ就職試験を受けに行く予定だったとうつむく若い方もいました。
地震の恐怖は別として、どなたも自分の家が安心して暮らせるようになり、帰宅できることが願いですから、一日も早くそうできるよう、支援に来てくれたみなさんと区役所のみなさんと相談しあいました。手さぐり感は否めません。今後に生かさなければならないこと、今必要な援助が足りないこと、考えながら走っています。
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