2022年5月18日水曜日

予算組み替え動議

 第1回定例市議会が終わります(原稿を書いている今日は3/29)。1兆円を超える過去最大規模の令和4年度予算について質疑をしてきました。

明日、本会議討論・採決となります。その本会議に、日本共産党市議団は「予算の一部を撤回の上、再提出を求める動議」を提出、私が動議提案理由の説明をします。

民間再開発促進費で、市内中心部に高層マンションがたくさん建設されますが、そのマンションの一つでは建つ前から「購入者の4割はセカンドハウス」だと報道されています。

一方で、市営住宅については、増やす計画はなく募集戸数が減っています。応募倍率は依然高く、希望する市民が入れません。

北海道新幹線推進関係費は、2030年開業に間に合わせるやり方で進んでいますが、購入し暮らしているマンションの下が新幹線ルートになることに驚いて、住民がルート変更を求めていますが、工事は着々と進んでいます。

2030年冬期オリ・パラ招致費、当事者や地域の合意のない学校再編関連経費など、これらの事業を市民は心から喜ぶことができるでしょうか。

札幌市の人口は約197万人、そのうち非課税者は100万人近くになっています。労働者派遣法の改悪で非正規労働者が増え、正規社員の賃金も低く抑えられてきました。

新型コロナ「第7波」への備え、医療・介護の支援、市民や子育て支援、除排雪など、命や暮らしを守ることを優先に、市民の暮らしの底上げをする予算になるよう、組み替えを求めます。