今年は、議員二期目を迎えさせていただきました。厚生委員会の委員長、議会運営委員など初めての役割を経験し「気が付くと師走になっていた」というのが実感です。
今年も、議会では前進したり後退したり気が抜けませんでした。
札幌市ではこれまで保育料の設定にあたり、所得に応じた保育料を基本にしてきましたが、保育料の無償化にともない、給食の副食費を所得に応じることなく各世帯から徴収することになりました。第三回定例議会では、払っていた保育料より、副食費が高くなる世帯には、その差額分の補助を行うよう求め、実現しましたが、第四回定例議会では、今後新たに入所する当該世帯の所得に応じる仕組みはない、つまり「現在のような補助はしない」と答弁しました。子育て支援という目的で保育の無償化が進められてきたことに照らし、本市独自の制度を設けるよう求めましたが、まさに綱引き状態です。
議員が10人になり、質問の時間と回数が増え、議会準備で夜が更けてしまうこともありました。ある夜、市役所でトイレの帰り、廊下が真っ暗で一瞬「ゾっ」としたら、「ゾっ」は、みるみる増幅し「ゾゾゾっ」となりました。私は廊下を全力で走り「暗くて怖かったぁ」と部屋に入ると、Y議員が「暗くて怖い?かわいいわねぇ太田さん」と一笑。少々のことには動じない、私の歳を超えた議員が誕生し、年長者の座を譲ったことも大きな出来事でありました。