2011年3月27日日曜日

黒い手帳

25日、日本共産党元札幌市議会議員の菊田勝雄さんが亡くなり、
今日「お別れの会」が、おこなわれました。
遺影とともに、懐かしい写真がいくつも映し出されました。
その中に、小さめの黒い手帳を開いて、誰かと話している菊田さんの写真がありました。

私が、議員だった菊田さんと会ったのは、確か・・1991年頃。
懇談会でのことでした。
その冬は大雪で、子どもたちの通学路がとても危険でした。
私が、通学路が心配なんだと言うと、菊田さんは、「きっと、他にも心配だと思っている人が
いるんじゃないか・・土木に行って、お母さんたちの声を伝えよう。」と、黒い手帳を開いて、
「自分は〇日あいているけれどどうか」と言ったのです。
びっくりしました。
政治とくらしが、こんなに身近だったのか、議員ってこういう人だ!と、
うれしかったのを覚えています。

実は、私はその数日前 ふたつの他党の懇談会にも呼ばれ参加していました。
何か聞きたいことはないかと言われ、「通学路が心配」と言いましたが、
「困ったらおいで」「わからない」との答えだったのです。


黒い手帳を開いている、写真の中の菊田さんは、あの日の懇談会と同じでした。
菊田さん
私は、あの懇談会のあと 菊田さんのように、困った人の話しを聞いて、
解決のために一緒に行動する人になりたいと思ったのです。

・・見守っていてくださいね。