2022年11月17日木曜日

丘珠空港将来像案、市民と十分協議せよ-太田札幌市議が追及

 太田秀子札幌市議は、丘珠空港の将来像案について複数回質問しました。


まず、市に対して「丘珠空港の将来像案については、どのように協議をし、どの判断で国に要望を出す決定をするのか」と質問。当局は「月末におきまして、パブリックコメント、それから意見交換会が終了した。これまでの議論なども総合的に見極めたうえで年内の将来像をめざし、その上で北海道と一体となって国への要望を取り組む」と答弁しました。1998年度に、北海道と札幌市が地元意見をまとめた空港整備に関する基本的な考え方を、重要な地元の合意としてきましたが、市はこの基本的な考え方を過去30年間の出来事の一つとして書き、地元住民との約束を軽視しています。


また、丘珠空港が自衛隊との共用空港であることから、太田氏は、「将来像に関して自衛隊との協議はどのような内容だったのか、また便数増について協議はどのようなものだったか」を問うと、市の担当者は「滑走路延長に伴い、官製除雪を自衛隊が担っているため相談してきた。防衛相にもご理解をいただいている」と答弁しました。


太田氏は、将来像の議論が民間機だけであること、滑走路が延長したら、自衛隊としての活用が広がることは、容易に想像がつき、将来像案によって自衛隊がどのような役割を果たすか、これらを明らかにして市民に説明することが必要だとして、市民意見交換会を改めて開くように求めました。


<2022年11月6日 東区民報より>