2020年7月17日金曜日

命を守る対策

2020年7月5日 東雁来12条2丁目の交差点、出会い頭の衝突で3名が亡くなるという交通事故が起こりました。現場を訪ねましたが、とても胸が痛みます。

警察の事故速報には、事故の詳細は捜査中としながら「信号機のない交差点は、出会い頭事故を想定した確認を習慣づけしましょう」「自覚的な警戒心がなければ交通事故は防げません」と書いています。この場所は信号機がありません。

「ウエルピアひかりの 宅地から道路・公園など、札幌市が総合開発を担っているまちづくり」として、土地区画整理事業で分譲した地域です。
サッカーコートがあり「スポーツのまち」とアピールしました。
住民からは「サッカー場近くの交差点に信号機が必要」「停止線・標識・横断歩道が少なく通学路が危険」などの要望を市や警察にあげていますが、このような信号機設置の多くの要望に、道警は「道内で優先順位を決める」「予算がない」と言ってきました。

地域のみなさんが作成配布した「札苗地区 安心安全マップ」は、この地域で事故が多発していることを明らかにしています。
私は、昨年秋の委員会で「国は、信号機や道路標識の設置・改修などの費用である交通安全施設整備事業費を大幅に減少している。市は交通安全のための事業費を増やすよう要望すべきだ」と求めました。

命を守る対策は、危険な道路で自覚的な警戒心を求めることではなく、安全な道路にすることです。政府交渉で、危険なところに信号機等を設置する予算をつけるよう求めたいと準備をしています。