「国民の安心・安全のために必要だから早く決めたかった」衆議院法務委員会で、共謀罪法案を強行採決したあと、自民党議員がマスコミに答えている姿をテレビで観ました。
昔、何の商品かは思い出せませんが「あんたのためでしょ」というCMがあったことを思い出しました。
法務委員ではない「日本維新の会」丸山氏が「委員長もういいでしょう」と切り出し「ピント外れの質疑ばかり繰り返し、足を引っ張ることが目的の質疑はこれ以上必要ない、直ちに採決を」と叫びましたが、私は思わず「ちょっと、ちょっとちょっと」と、古いツッコミを入れました。金田法務大臣は、共謀罪法案について理解不足で「私の頭脳では対応できない」と言って批判された人。役人が後ろから耳打ちする内容を繰り返し答弁しました。法案の説明すらできない大臣、強行採決のため立ち上がり拍手する与党と維新議員、強行採決しておいて「国民の理解について、今後も説明責任をはたす」という公明党。ピント外れなのは、あなたたちではないですか。
今後、衆院本会議でも、参議院に送られたとしても(この原稿を書いているのは5月22日)世論の高まりを前にまた強権的にしか押し通せない道理のない法案です。7月2日の都議選への影響を考え、会期末を都議選後まで伸ばしたい公明党、森友学園や加計学園問題の追及から早く逃れたいのであまり延長したくない自民党。連立政権自体もうボロボロです。
世論を広げて「共謀罪は4度目の廃案を、安倍政権は退場を」。
<東区民報かけある記より>