第1回定例市議会が終わりました。
日本共産党市議団は本会議で、議案12件に反対、24件に賛成の立場で討論を行いました。 札幌市議会7会派中、日本共産党は大きい順から第4会派です。3つの大会派は討論で、議案すべてに賛成しました。
委員会では、3会派の議員が、それぞれ労働者の問題や生活弱者の問題など「こんな劣悪な働き方でいいのか」「受益者負担でいいのか」と質問した場面があり「素晴らしい質問だなあ」と思ったことがいくつかありました。ところが驚いたのは、後日の採決ではその議案を含めすべて賛成したのです。
私は、実現したい、いま実現できなくても次につなげたいと考え質問してきました。
教育委員会へは、入学後の6月に支給されている就学援助の入学準備金を、実態に合わせ入入学前に支給すべきと求めました。「所得証明書が5月に発行される。公平性が確保できない。」ことを理由に出来ないとの答弁でしたが、小学6年生とその学年が中学1年になった時の就学援助の利用数と利用率はほぼ横ばいであることを示し「中学1年の6月ではなく、小学6年の3月支給にして、他市への急な引っ越しの場合は返してもらう条件をつければ出来る」と再質問をすると「公平性の課題は残る」と言うにとどまりました。 共産党市議団は、改善を求め質問し対案を示して、改善がなければ反対しました。政治姿勢がハッキリわかった予算委員会となりました。
<東区民報 かけある記より>