国内での批判をさけたいし、APECに行ってアメリカから非難されたくない・・「慎重に判断」
と言った、空白の一日はこういうことだったのでしょうか。
今頃、「帰国したくないなぁ」と思っているのでは?
首相は繰り返し「農業・医療など断固として守る」といいました。
その守る内容を言わないのですから、困ったものです。
案の定 さっそく、米通商代表部カーク代表は、APEC閣僚会議後の会見で、
日本のTPP参加の是非を判断する事前協議に関して「牛肉輸入制限・郵政改革・
自動車市場への参入障壁を2国間協議の対象にする」と明らかにし、
さらに、「これらは取り上げる課題の一部だ」とも言っています。
枝野経産相は、会見で「さまざまな検討をして決断した」としか言わない(言えない)のです。
案の定 さっそく、米下院歳入委員長は、11日声明を発表し「農業・製造業・サービス業の
日本側の障壁を除く取り組みをする」といい、米商工会議所会頭も声明を発表、
日本政府にTPP交渉で例外項目を持ち込まないよう圧力をかけています。
いやはや・・・・民主党内では「TPPを慎重に考える会」会長を務める山田議員が、
「首相は、交渉に参加すると言わなかった。事前協議でとどまってホッとした」と
言うおそまつさ。
連日、国会前での座り込み、全国でデモや集会が行われている世論に押されて
「事前協議」という言葉を使わざるを得なかったんじゃないですか!
首相は「事前協議」と言って出かけ、今日オバマ大統領との会談で「交渉参加の協議に入る」
と言うそうじゃないですか。
「こうなったらプラスを大きくマイナスを小さくする」とか、「ルール作りで日本の言い分を反映させる」とか言う人がいますが、プラスって何かわからない・・言い分どころか、アメリカに言われっぱなしじゃないですか。
参加表明したからといって、日本がすぐ交渉に加わるわけではありません。
これから、さらに腰をすえて世論を大きく「参加断念」に追い込みましょう。
23日(水)11時 大通り8丁目での『道民集会』に集まりましょう。