2020年10月16日金曜日

調査費

 2020年10月14日の決算特別委員会で質問をするため、創成川通りの都心アクセス道路に、初めて調査費500万円の予算がついた2015年からの議会質疑を振り返っています。

2015年7月、私は議員になって初めての議案審査特別委員会で「アクセス道路をつくるための調査費なのか」「この道路は必要かどうか、検討するための調査という捉えでいいのか」など質問。「機能強化が必要という認識のもと、整備の形態を想定したうえで効果を検証する」という、イエスでもノーでもない答弁に「建設ありきという印象が払拭できない」と、怒りを込めて質問を続けたことを思い出しました。

アクセス道路は今年2月、国の第三者委員会が「地下案(トンネル)」に決定。11月の都市計画審議会で説明され、予定では来年2月の都市計画審議会、国の新規採択時評価、その後事業採択という流れになります。


住民説明会で「必要ない」という市民の意見が多数あっても、「考え直す」かけらもありません。アクセス道路を「つくること」、もっと言えば「建設すること」が目的になっていると言わざるを得ないと感じています。委員会質問の内容は、11月15日「1000億円道路はいらない 市民集会」で報告します。


寿都町、神恵内村が、核のゴミの最終処分場へ繋がる文献調査に手を上げました。「文献調査に20億円の交付金」。過疎地が地元の産業を発展させるため自由に使える交付金を配るのが国の本来の役割です。アクセス道路の質問準備をしているから言えます「調査は調査で済みません」