「保育園おちた」のブログから1年以上たちました。待機児童問題は依然として深刻です。
札幌市は「認定こども園」と「小規模保育所」を増やしてきましたが、待機児童は1,674人、前年度の約2倍です。そのうち国の定義(希望する認可保育所に入れなかったため育休を延長した場合などは、待機児童としてカウントしない)による待機児童数は7人、国定義ですらなかなかゼロになりません。
先月、小形・池田議員と一緒に市内の「幼稚園型認定子ども園」と「小規模保育所」を視察しました。「保育士の募集をかけても臨時なので集まらない」「園庭がないのでビル横に雪を集めて遊ばせるが、園庭の大事さを感じている」など実態を伺い「親子が一緒に過ごす時間を保障するには、産休育休がとれる働き方が大事」などの課題が共有できました。
小規模保育所は0歳から2歳の21人が、ワンフロアを4つに仕切った保育室で過ごしています。私は、わが子の乳児期を思い出しました。初めて保育園に行った時、広いホールで人生初のハイハイをしました。狭いアパートの部屋では、ハイハイをしないまま、つかまり立ちをしていたのです。目の前のこの子たちには、お友達とハイハイしておいかけっこをするスペースがありません。待機児問題は、保育の質とともに解決すべきとあらためて実感しています。