2013年1月20日日曜日

平和の実現

「戦争のつくりかた」(たしか、マガジンハウス)という本を紹介しようと思ったのですが、見つかりません。さがしていたら、あるわあるわ これ以外にも、まだあるのです 憲法の本。懐かしくて、パラパラひらいていたら、時間がたってしまいました。


昨日のレセプション、今日は新年会がたくさんありました。そこで会った方たちが何人も「かけある記、よかったよ」と声をかけてくれたのでうれしくなって、ブログにかいちゃおう!と思います。かけある記とは、しんぶん赤旗に折り込む、ニュースに載せる私のエッセーもどきです。

『・・略・・
私が新年に読んだ文章で、心に刻んだ言葉を紹介したいと思います。「記憶し続けること、憶えているということが、弱い民衆の武器である。我々が抵抗する唯一の武器は、記憶すること、決して忘れないこと。
(ミラン・クンデラ)」

そして私は思うのです。

日本は過去に侵略戦争をしたこと、従軍慰安婦の事実があったこと。
平和憲法は戦争の反省の上につくられたこと。
この憲法があるからこそ世界から信用されてきたこと。
消費税で社会保障は良くならなかったこと。
大企業が潤っても、中小企業や働く人は潤わなかったこと。
構造改革で貧困と格差が広がったこと。
原発は安全でなかったこと、安全だと思い込まされてきたこと。
原発はひとたび事故が起これば廃炉も進まないこと。
これらの道に未来はないこと。

そして私たちは、記憶を伝え知った人から声をあげ、諦めずに行動し大きな世論をつくってきたこと。
沖縄のおじぃおばぁたちの、基地を作らせない長い長い闘いは今、日米安保を問うところまできたこと。
歴史を見れば確実に前進していること。

私は、今年はいっぱいおしゃべりして、集会や学習会に行く時は、いつも誰かを誘って行こうと考えています。
・・略・・』

日野原重明さんは、本の中で 10歳の君に託したいことを・・平和の実現。きみたちならできると信じています。想像する力が弱くなることが、いちばんこわいことです・・と書いています。

記憶し行動すること大人たちが、力を合わせ平和のためにがんばる姿を、子どもたちに伝えられたら と、懐かしい本を開いて思いました。