2011年10月28日金曜日

食・暮らし・いのちを守ろう 

近所の公園で拾った『どんぐり』 Cちゃんがくれました。
TPPは、交渉の詳しい内容は公表されません。
オーストラリアやニュージーランドでは情報公開を求めて運動が起こっています。
前原政調会長は「TPP交渉に参加して、日本に不利益なら交渉から抜ければいい」と
言いますが・・
国民は、情報も経過もわからない交渉で「不利益」って誰が判断するのかしら?

政府が作った、TPPに関する想定問答集でも心配はつのります。
「今後、食品安全基準の緩和が提起される可能性も排除されない」
確かに!
すでにアメリカは、日本の食品安全基準が厳しすぎると非難してきました。
BSE対策で行われた、輸入牛肉の月齢制限の撤廃、
遺伝子組み換え食品の、表示義務の緩和などを求めているのです。
ポストハーベストの規制も要求しています。
少し前、話題になりましたが、米国通商代表部は日本に、
大腸菌の付いた冷凍フライドポテトの輸入を拒否するな!
食品添加物の表示はいらないだろう!
残留農薬の基準も厳しすぎる!
と要求をつきつけています。

「サービス市場の開放や投資の自由化にともない、国内法の改正が必要になったり、
国内措置の範囲が限定される可能性がある(政府問答集)」
医療市場開放は、アメリカの大切な対日要求のひとつです。
米国通商代表部は、毎年毎年日本に外国の営利業者が日本で、
病院を経営できるよう制度の改編を求めています。
米日経済協議会は、日本郵政などとの、対等な競争条件の確立を要求しています。

どんなに取り繕っても、日本の国のかたちを変えてしまうほどの打撃を与えることは
あきらかなのです。