2012年5月5日土曜日

原発事故から1年2ヶ月


こどもの日に、原発が止まります。泊3号機が停止作業に入りました。

『原発事故から1年2ヶ月』
思い切り外で遊べない子どもたちは体力が落ち、発達の遅れもあります。「福島の子どもたちの医療費を無料に」という願いに、大臣が「風邪まで原発のせいか」と言ったこともありました。
最近 政府は、30キロ圏内の住民にヨウ素剤を配ると言いましたが、原発事故を恐れてヨウ素剤を持ち歩く生活なんていやです。

昨年3月、政府は、2010年6月に閣議決定していた、2030年までに、さらに14基以上の原発をつくる「エネルギー基本計画」を中止しました。志位委員長と当時の菅首相との会談で、原発新設は白紙にすると、応えたのでした。多くの国民が、節電し、原発について考えて行動してきました。
脱原発をめざす首長会議ができました。電力会社は、すぐにでも再稼動できるよう26基の原発に核燃料を補てんしています。しかも、そのうち19基は、事故後に補てんしているのです。

こうして振り返ると、原発はやめようという国民と、やめたくない人たちとの綱引きでした。国民世論が原発を止めたと言っていいでしょう。でも、綱引きは継続中です。

原発が止まると、仕事がなくなる・・というのは違います。原発を安全に解体する仕事は、何年も何十年もかかるでしょう。そして、自然エネルギーの導入で電力を確保し、仕事も作れます。

原発に固執する財界いいなりの政治をやめて、稼働ゼロから原発ゼロへ。 
もっと世論と運動を広げて、もうひとがんばりしなければなりません。